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【読書感想】「世界から猫が消えたなら」

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世界から猫が消えたなら


【読書感想】「世界から猫が消えたなら」



「”感動”した本でした。」

これが今この本を読み終えたばかりの僕の素直な感想です。


感動的な本はたくさんありました。

でも、”感動”した本は数少ない。

高校一年生の時に読んだ「夏の庭」以来かもしれません。

いや、まあもともとそんなに本を読むほどの人間ではないのですが、それでも、”感動”した本は割合的に少ない。

そんな数少ない”感動”した本を少しご紹介したいと思います。

この本のせいか、口調が普段のブログと異なっている気がしますが、気になさらずに。

ということで。



「世界から猫が消えたなら」を読むきっかけ

最近、僕はgoogle+で遊ぶようになり、いろいろとコミュニティを漁っておりました。
そのコミュニティの中でMピコさんという方この本をオススメしているコメントを見て、読んでみようかと思いました。
完全にフィーリングです。

何がそう思わせたのかはわかりません。

猫が好きだから?

いや、「犬と猫どっちが好き?」と聞かれれば、猫派なのですが、特別猫が好きというわけでない。


うーん、やっぱりフィーリング。

そのおかげで僕は良い本に出会えました。

ありがとうございます、Mピコさん。


個人的に思う良い本だと思う共通点


早速次の日に近くのジュンク堂さんに寄り、中身を読むことなく、購入しました。

「そういや、最近小説読んでないなー」と思いながら帰宅。


そういえば、確かに長い間小説を読んでいませんでした。

推理小説はよく読んでいましたが。(特に東野圭吾さん)


んで、家に帰って早速読んでみました。


なかなかぶっ飛んだ感じの始まり方。

でも、読みやすい。


僕が個人的に思う良い本だと思う共通点は、「映像化できる」ということ。

僕の頭は低スペックなので、映像化できる本が限られます。

故に、僕の頭の中でその場面、状態、動作などが映像化されることが良い本かどうかの基準になります。

というか、大抵の人はそうですよねー。

頭の中で想像できない本とかって読みます?



とにかく、この本は僕の頭の中で映像化することに成功しました。

映画化されるということに関係なく、ね。


ということで、文章も読みやすくスラスラ読めちゃう!

このペースだと購入した日に読み終わるかも!




”感動”した本


でも、その考えは一瞬で止まりました。

世界から映画が消えたなら。


ここから僕の読むスピードが落ちました。

これは悪い意味ではなく、いい意味で。


少しずつ、言葉の重みが積み重なって、読む速度が落ちてきてしまいました。



なんだこれは。

スロースターターか、この本は。


なんか、すごいグイグイくる。

知らない間に、涙も出てくる。

何の涙かはわからないけど、勝手に溢れ出てきてしまう。


恐ろしい本だ。

脱水症状になるんじゃないか。


水、水と。





そして、そんな言葉の重みに耐えつつも、読み終えました。


パタン。



”感動”した。

心動いちゃった。


久々に本読んで泣いた。

それこそ、高校一年生の時に読んだ「夏の庭」以来。




あとよみ

この本を読んでいる途中にふと、実家に帰りたくなって、帰りました。

現在一人暮らし中の僕なのですが、どうしても帰りたい衝動にかられて、実家に帰宅。

この本の影響なのか、それとも、個人的なフィーリングなのか。


よくはわかりませんが、帰ってきてよかったと思いました。


この本を、親のいる実家で読み終えれたこと。


ありがとうございました。


この本に出会えてよかった。


最後に。



世界から本が消えたなら。

何かを得るためには、何かを失わなくてはならない。

世界から本が消えたなら。


僕はこの本に出会えたこと、この本を読んで感じた”感動”を、忘れないだろう。

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